ターゲットとメディア選定
巨大な市場規模の健康食品業界。一時期足踏みしたものの再び成長を続ける中、大手メーカーでも苦戦するケースも増えてきております。理由としては同様の成分、効能の商品がOEMで製造した新規のメーカーが爆発的に増え、安価で店頭に並び、成分の質より成分名のほうに消費者の目が向いてしまっているのが理由のひとつ。
そこで重要なのが他社製品との差別化をしっかりと伝える広告戦略。各商品、企業様、ご予算などに合わせて適切なお手伝いをさせていただきます。
大手メーカーのサプリメントや健康食品については、ブランド力に占める割合が多く、そのメーカーごとに成功のフォーマットが出来上がっています。新しく始める企業様がそれを真似るのは予算的にも無理があり、小規模で真似てもあまり意味のないものと考えます。
当社にご相談いただく際に、最も多いのは発売されて1年前後を経過した状況で、お話をお聞きすると同様のパターンが見られます。
「当社の商品は、大手で発売されている成分の◯◯よりも質が良い、量が多い、種類が優れている」とのお言葉は非常に多く聞きます。
消費者目線からかけ離れた感覚で、自社の言い分だけを一方的に訴求しがちな企業様が多いのが健食業界では多く見られます。
確かに成分の詳細にこだわる消費者もいますが、経営の観点からすれば「なんとなく良さそう」で購入される、大きな層をどう取り込むか、その為にすべき事は何かをプロモーションのスタートにされるべきですが、これを言うと多くの方が気を悪くされます。特に開発、製造に関わった方はこだわりも強く、そのこだわりがあるからこそ商品は出来たのだと思いますが、「売る」という作業でそのこだわりが邪魔になっているケースをたくさん見てきました。
健康食品・サプリメントの広告は、医薬品医療機器等法に沿って考えますが、厳格に確実に沿っていれば当たり障りのない表現しかできません。ガイドライン上、曖昧なところで消費者に響く広告ワードが成功への第一歩です。
法的なガイドラインに沿っていても媒体審査で通らないケースもございますが、比較的審査のハードルが低い媒体で実績を作っておけば、掲載可能になるケースもございますので先にガイドラインを意識するよりも、明確にターゲットを意識するためにもワードをお考えになることをお勧めします。
健康食品業界で中小の後発メーカーが成功するのは以上に困難です。少ない予算でメディアに露出しても毎回バラバラなプロモーションをしていても広告費の無駄になります。通販サイト、チラシや広告原稿などを統一して一定期間を試して、ダメなら通販サイト、チラシや広告原稿を同時に新しいイメージに切り替えなくてはなりません。
その際、広告は代理店、ホームページは制作会社などバラバラだと時間も費用も要しますので、ワンストップで対応できるパートナーを見つける事が大切です。
健康食品・サプリメントの広告手法はキャッチとイメージしっかりと「決まれば通販広告広告の成功手法と同じになりますので、通販事例をご参照ください。
地方新聞の多くは、放送局が系列会社にあり、コラボしたお得なパッケージ企画がございます。これらを利用して地方限定ですがメディアミックスでスタートして、プロモーションの方向性が正しいのかを実際にテストされてから展開を拡げていく事をお勧めします。
医薬品医療機器等法の範囲内で伝えたくとも、テキストではNGのケースがございますが、言葉の言い回しで訴求できる音声メディアは、健康食品に向いているとして多くの企業様がラジオCMに比重を置いております。特に長尺の生CMではパーソナリティとの掛け合いでより表現の幅が拡がります。