一般の方にとっては何か問題がない限りは無縁の世界。法律事務所の広告が自由化され10数年経ちましたが、まだまだ慎重な事務所も多く、表現もかなり自重されておられる法律事務所様が多い様です。過激になってはならないのは理解できますが、相談を考えておられる方にとって、もっと敷居が低く、親切であるべきだと考えます。オフィシャルのホームページには当然様々な情報は必要と思いますが、扱う相談内容が多いと相談者にとって自分の相談内容にとって適切なのか迷われるだけです。増やしたい相談内容によってオフィシャルとはランディングページ、広告展開が必要となります。
運営されている側からすれば昔と違い、現代社会では訴訟や示談等、弁護士のニーズは確実に高くなっているのですが、法律事務所に相談に行く事へのハードルはまだまだ高く、非日常な世界に感じている方も少なくありません。終わってみれば、もっと早く相談していればという方も多いのですが、結局は何処に相談して、この悩みがどう解決するのか、また費用はどうなるのか等の不安から、相談までに時間を要してしまう場合が多いようです。 債務整理、交通事故、離婚、労働問題、B型肝炎訴訟、相続等、それぞれ内容ごとにカテゴリーを大きく分け、事例をたくさん上げて、ご自身の悩みと合致し、今後どうのような展開になるのかしっかりと見据えていける事が出来るように弁護士から発信していくべきだと思います。
交通事故のご相談内容も様々です。慰謝料(示談金)に関するご相談件数を増やしたいとしても交通事故全般に強い事務所である事をしっかりアピールする事が必要となります。当然、日弁連の指針の範囲内で表現するのですが、ホームページでよく見かけるのが、事例等はしっかりと記載されているのですが、コメントでびっしりと埋められて見辛くなっているものが多く、キャッチコピーやイラスト・図でわかりやすく、簡潔な入り口が必要です。ホームページでは簡潔な選択型で相談者を必要なページにまで誘導できているか、誘導されたページに相談者が望む情報があるか、今後どの様な広告展開するにもまずは、ホームページの整理が必要です。
次にネット広告を展開するなら交通事故の問題解決に特化したランディングページが必須となります。特に「交通事故 弁護士」「交通事故 慰謝料」「交通事故 示談金」「交通事故 賠償金」等はキーワード単価が高いうえに競争も激しく、コンバージョンを上げる為には差別化が必要です。
但し、交通事故関連のキーワード広告は加熱気味で予算が少ない場合は中途半端にしても全く反響が無い場合が多く、別の方法をお勧めします。例えば男女別、年齢層別、市町村別などで複数のサイトをつくり、検索順位を細かいキーワードで上げていく作業だとリスティングより安価で安定したアクセスが見込めます。
また、予算がある場合でもこれだけキーワード単価が高騰しているとラジオ、新聞、インストアメディア等のほうが良い場合も多くございます。特にラジオはドライバーへの到達率は高く知名度、安心感を与えるには特に有効です。スポーツ新聞や夕刊紙等もスポット枠や月極契約を上手に利用して、直接問い合わせはもちろん、WEBへのアクセスを増やす事に成功した例もたくさんございます。
残業代未払い、不当解雇、パワハラ、内部告発、過労死、労災など、労働問題も増加傾向で相談者獲得の競争は激化しております。様々な問題の中でもこれらの労働問題は特に相談前にネットでいろいろ調べている方が多くいるにも関わらず泣き寝入りしている人が多いのが特徴です。
なぜ泣き寝入りする人が多いのか?いわゆるブラック企業では周りの人も同じ境遇で自分だけが特別に不当な扱いを受けているとは深く認識していない場合や、転職への決断がつかない等の理由も多いのですが、まだまだ労働問題に対して積極的な展開をされている法律事務所が少ない(告知が不十分)のが大きな要因とも考えられます。ホームページで労働問題に特化したサイトを持っている法律事務所と申し訳程度の記載しかない事務所との温度差が大きく、労働問題のポータルサイトに登録している法律事務所も都道府県別で検索してもほとんど、東京・大阪の同じ大手法律事務所ばかりが目立ち、その意識の差がはっきりとでているのが現状です。労働問題に関しては、潜在相談者が多い分WEB上での無料相談を強化する必要があるのですがこちらも不十分な場合が多くみられます。恐らく労働問題はこれからさらに需要は拡大傾向となり、しっかりとしたサイトづくりが求められます。
弁護士先生とフリーアナウンサーとの掛け合い、リスナーからの相談等の構成で、AMラジオ週1回10分の番組を制作し、過払い金請求についての相談番組を制作。番組終了後のCM、曜日を決めて週3曜日、1日5本のスポット20秒CM、月間60本を半年間実施。
料金は月額190万円(税別)となりますが、それ以上に電話対応のスタッフを増員するほどの反響でその後はラジオ月間30本のスポット20秒CM(30万円)、スポーツ新聞広告月極10段(40万円)で安定した反響が続いております。